2023.3.13

珍しく、今日の朝、

和輝からラインあった。

 

起きてる?って。

 

向こうから、

連絡なんか、

 

ないと思ってたから、

ビックリした。

 

でも、今日、病院の日だったし、

あの時間帯、みんな居たから、

 

電話できないと思って、

返信返さなくて、

 

夕方に返すつもりが、

帰ってきたの、

 

6時で遅かったけど、

返信したら、

 

すぐ返ってきた。

 

嬉しかったよ。

 

和輝の方から、

連絡来たのが。

 

でも、今のみほは、

自分のことで必死。

 

いつ治るのか、

早く治したいし、

 

いつまで、

リング付けなきゃとか、

 

骨移植しても、

骨がくっつくまで、

 

どれだけかかるかとか…。

 

先のこと考えると、

不安で不安で仕方ない…。

 

どうしてだろう…。

 

昔のみほだったら、

和輝のことで、

 

頭いっぱいなのに、

今は、自分のことで、

 

いっぱい、いっぱい。

 

きっと、どこかで、

こうなったのは、

 

和輝のせいって、

思ってるのかもね…。

 

あの時、言った。

 

みほが、入院する前。

 

俺のせいではないけど、

キッカケは俺が作った。って。

 

認めるんだ…。

 

本当に思う。

 

去年の今頃に戻って、

人生やり直したいって…。

 

別に、和輝が

悪い事したわけじゃない。

 

でも、あの時、逃げずに、

会ってくれてたら、

 

みほは、飛び降りなくて

済んだんじゃないかって…。

 

なんで、

飛び降りたんだろう?って。

 

今更、後悔しても、

遅いのに…。

 

治療に2年もかかるなんて…。

 

まさか、この歳になって、

骨髄炎になるなんて…。

 

本当に、後悔でしかない。

 

そう思うと、和輝のせいなんて、

言いたくないけど、

 

和輝のせいで、みほは、

骨髄炎になった…。

 

向こうから、連絡来て、

嬉しかったけど。

 

電話したいから、

明日の朝ならって言ったけど、

 

今は、話したくない…。

 

どうせ、向こうの話ばっか聞いて、

みほの話は、聞いてくれないもん。

 

前が、そうだったから。

 

やっと、退院できて、

やっと、連絡取れて、

 

電話できたのに、

退院おめでとう。もなくて、

 

永遠と、向こうの話ばっかされて、

挙句の果てに、15日の休み、

 

大阪行くとかさ…。

 

聞きたくない。

 

聞きたくなかった。

 

こっちは、足にリング付けて、

どこにも行けなくて、

 

歩けなくて、辛いのに、

そっちは、大阪行って、

 

飲みに行くとか…。

 

みほ、今1番、和輝と、

大阪行きたいのに…。

 

自分だけ、ズルい…。

 

今回で、分かったことがある。

 

健康なことが、

どんだけ幸せか。

 

そして、和輝は、

みほのこと、

 

分かってくれてない…。

 

平気なフリして、

今の、みほ、

 

全然、平気じゃない。

 

病院行く度に思う。

 

親に迷惑ばっかかけて、

自分の足も、歩けなくて、

 

普通の、みんなと同じ、

人間じゃなくなって…。

 

その気持ち、和輝が、

1番分かってくれると思ったのに、

 

分かってくれなかった…。

 

むしろ、入院も、

嘘なんじゃないかって、

 

言われて、

心のどこかで、

 

ムカついた…。

 

みほは、今、こんなにも、

辛い思いしてるのにさ…。

 

前回の電話が、

楽しくなくて、

 

永遠と説教されて、

自分の話ばっかされて、

 

終いには、

大阪行くって聞いて。

 

結局さ、和輝にとって、

みほって、

 

ただの、話し相手なんだよ。

 

酔って、話したくて、

自分の話ばっか、

 

永遠とする。

 

ただの、話し相手。

 

みほの心配なんか、

1ミリもしてない。

 

馬鹿だね、自分。

 

自分の手術が終わった時、

本当なら、自分の心配するのに、

 

次は、和輝!って。

 

和輝の心配してたんだ…。

 

自分でも、ビックリした。

 

確かに、入院前、

背中を押してくれたのは、

 

和輝だったよ。

 

最後の最後まで、

リングしないか、するか、

 

迷ってて、和輝が、

みほは、暴れるから、

 

リングの方がいいって、

言ってくれたから、

 

決心ついたし、

決断できた。

 

本当に、ギリギリまで、

入院したくなくて、

 

逃げようと思った。

 

でも、背中を押してくれたのは、

和輝だったよ。

 

だからか、みほが治ったら、

みほが、お金渡して、

 

今度は、和輝が治す番!って、

手術後、思ったんだ。

 

無意識に。

 

その時、思ったんだ…。

 

やっぱ、みほ、

和輝のこと大好きなんだって。

 

でも、今は違う。

 

リング見る度に、

病院通う度に、

 

和輝のせいで、

みほの人生狂ったって…。

 

右足、たとえ治っても、

傷跡が残る…。

 

前みたいに、鎖骨の傷だけなら、

まだしも、今回は、

 

右足、全体に、

傷が残る…。

 

その傷を見る度に、

みほは、和輝のこと、

 

嫌いになるんだ…。

 

今は、話したくない…。

 

会いたくない…。

 

きっと、前回言われた言葉が、

ショックだったんだ…。

 

みほは、たとえ、

リング付けてでも、

 

少しでもいいから、

顔が見たいし、会いたいから、

 

また、入院前の、

4月の中旬に、

 

無理してでも、

会おうと思った。

 

なのに、リング付けてでも、

俺に会いに来るとか、

 

恐怖だわ!って言われて…。

 

一気に冷めた…。

 

みほだけなんだよ。

 

会いたいのも。

 

向こうは、別に、

みほに、会えなくても、

 

平気なんだよ。

 

馬鹿みたい。

 

今日の朝の連絡だって、

何の用か分からないけど、

 

どうせ、話したかっただけ。

 

自分の話聞いて欲しいだけ。

 

だったら、みほだって、

聞いて欲しいよ…。

 

今は、和輝の話聞けるほど、

自分に余裕がない…。

 

今は、話したくない…。

 

電話したくない…。

 

誰のせいで、

こうなった?

 

自分は、いいよね。

 

仕事できて、仕事忙しくて、

休みも、大阪行けて。

 

みほ、性格悪いから。

 

ひねくれてるから、

きっと、ムカつく。

 

和輝だけは、

分かってくれると、

 

思ってたのに、

やっぱ、あいつは、

 

自分のことしか、

考えてないや。

 

今は、話したくない…。

 

和輝の話、何も、

聞きたくない…。

 

みほから、電話断るなんて、

本当、レアだよ。

 

それくらい、今の自分は、

自分のことで、

 

いっぱい、いっぱいなんだ…。

 

ほぼ、1年。

 

ちょうど、1年。

 

ずっと、病院通いで、

歩けなくて、家で引きこもり。

 

気が狂いそうになる…。

 

親にも当たってばっか。

 

インスタ見ては、

丸ちゃんが羨ましくて、

 

恨んでばっか…。

 

そんな自分に、嫌気がさす。

 

今は、誰とも、

話したくない…。

 

この辛さ、

分かってくれる人としか、

 

話したくない。

 

和輝は、自分のことばっか…。

 

話したくもない…。

 

会いたくもない。

 

思いたくないけど、やっぱ、

こうなった原因は、

 

和輝だと思うから…。

 

そう思うと、

和輝を恨みたくなる…。

 

入院前の、あの気持ち、

どこ行ったんだろう…。

 

去年やったことが、

思った以上に、

 

酷かったこと。

 

後悔でしかない…。

 

自分のことは、

自分でしか、守れない。

 

自分のことは、

自分でしか、分からない…。

 

今は、和輝と関わりたくない…。

 

話もしたくない…。

 

平気なフリして、

本当は、全然平気じゃない…。